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【本】時代小説でおすすめの小説3選

★この記事を読むと、時代小説でおすすめの小説が3冊わかります。

 

①『鬼平犯科帳』(池波正太郎

江戸時代を舞台に、火付盗賊改方(犯罪捜査官)の長である「鬼平」こと長谷川平蔵の活躍を描いたシリーズ。人情味あふれる主人公と、悪党との緊迫した対決が魅力。平蔵は冷徹でありながらも義理と人情を重んじる男で、彼の複雑な心情と彼を取り巻く人々の人間模様が細やかに描かれています。

 

②『大菩薩峠』(中里介山

剣豪小説の古典。主人公・机竜之助が剣を振るい、多くの人命を奪いながらも、内面には深い空虚を抱える姿が描かれています。道徳観念を超えた善悪の葛藤や、暴力と破壊の美学がテーマとなっており、壮大なスケールで展開される作品です。

 

③『新撰組血風録』(司馬遼太郎

新選組の隊士たちを描いた短編集。隊士たちの勇壮さだけでなく、彼らが抱える悲哀や葛藤が人間ドラマとして描かれており、単なる武勇伝に留まらない深い内容が特徴です。特に近藤勇土方歳三沖田総司などのキャラクターが個性豊かに描かれており、幕末の動乱期を生き抜く彼らの姿が魅力的です。