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【本】ハードボイルドな小説でおすすめの小説3選

★この記事を読むと、ハードボイルドな小説でおすすめの小説が3冊わかります。

 

①『長いお別れ』レイモンド・チャンドラー

主人公は私立探偵フィリップ・マーロウで、彼が謎の男テリー・レノックスとの友情を通じて、複雑な殺人事件や裏切りに巻き込まれていきます。陰影のある描写や皮肉を効かせた言葉が魅力で、都会の孤独感と人間の暗部を描いたハードボイルドの名作です。

 

②『郵便配達は二度ベルを鳴らすジェームズ・M・ケイン

無頼漢フランクが雇われた食堂で出会った、魅力的な女性コーラと恋に落ち、彼女の夫を殺害しようと計画します。愛欲と罪悪感、そして破滅へと突き進む物語で、人間の本性や情欲が生々しく描かれたハードボイルドの古典です。

 

③『大いなる眠り』レイモンド・チャンドラー

もう一つのマーロウ作品で、石油王から依頼を受けて家族のスキャンダルを調査することになった探偵が、事件の真相に迫ると同時に、さらに深まる腐敗や犯罪に巻き込まれます。アメリカ社会の闇をえぐる傑作で、ハードボイルドの真髄を感じられます。