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【本】沖縄をテーマにした小説3選

★この記事を読むと、沖縄をテーマにした小説が3冊わかります。

 

①『カクテル・パーティー』大城立裕(おおしろ たつひろ)

米軍統治下の沖縄を舞台にした作品で、土地問題や基地問題を通じて沖縄人のアイデンティティや葛藤を描いています。主人公は米軍による土地の強制収用に立ち向かう弁護士で、沖縄社会の複雑な状況を浮き彫りにしています。1967年に芥川賞を受賞した名作です。

 

②『水滴』目取真俊(めどるま しゅん)

沖縄の戦争の記憶と自然をテーマにした短編小説です。戦時中に亡くなった兵士の霊が現代に現れ、人々に影響を与える物語で、戦争の悲惨さや記憶の継承について深く考えさせられます。1997年に芥川賞を受賞しています。

 

③『テンペスト池上永一(いけがみ えいいち)

琉球王国時代の沖縄を舞台にした歴史小説です。主人公の少女は高い知性を持ちながらも女性であるために制約を受け、男装して官僚となります。宮廷内の権力闘争や恋愛模様を通じて、沖縄の歴史や文化が豊かに描かれています。